交通量の多い前面道路における設計の工夫
交通量の多い前面道路に面した住宅では、プライバシーの確保が最も難しい設計課題となります。道路に直接窓を設けると、視線を遮るために常にカーテンやシャッターを締め切ってしまう状況になりがちです。
この家では、この課題を解決するため、道路と建物の間に緩衝空間を設けています。具体的には、バイクガレージとコンクリート打ち放しの塀を配置し、その内側に小さなデッキテラス(中庭)を造ることで、窓が道路から直接見えないように工夫しました。
道路に面してリビングルームと2つの寝室が配置されていますが、それぞれのテラス戸からこの中庭のデッキテラスに直接出入りできるようになっています。通行人から内部が直接見えることはありません。お客様は、このデッキにテーブルと椅子を置いて、リビングや寝室の延長としてこのプライベートな外部空間を有効活用されています。
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