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街の家

リビング動線とサービス動線

玄関から最初に入る部屋はリビングルームが自然だと思いませんか?
私どもの家は玄関から扉やドアを開けることなく自然にリビングルームに進むように設計されてます。家族は家に帰ってきたらまずリビングに入り、リビングから各自の寝室へ、またはダイニングルームからキッチンへ行くことになります。これがリビング動線です。
家族だけを考えればこのリビング動線のみで設計しても全く問題ありません。むしろ、お子様の動きが分かりやすくなるため親にとっては喜ばしい設計になることでしょう。
 
さて、効率よく家事をこなすことを考えた場合、玄関からキッチンや水回りへ直行できないリビング動線は効率が悪く感じることと思います。例えば、日々のお買い物から帰った時はそのままキッチンやパントリーに移動したいはず。スポーツをした後は洗面室やお風呂に直行したいですね。お客様がリビングにいらっしゃる時はリビングを通らないルートが欲しいと思いませんか?
 
では、リビング動線に別の動線、サービス動線(家事動線)を足して設計してみましょう。
 
上の写真がその例で、30坪台のコンパクトな住宅ながら二つの動線を持ってます。
手前右が玄関で壁と階段を隔てた左がリビングルーム、その奥がダイニングルームとキッチンです。このルートがリビング動線。対してサービス動線は、玄関から奥に続く廊下沿いに、玄関クローゼット、トイレ、洗面室、パントリー、キッチンと繋げてあります。リビング動線とサービス動線は一番奥で繋がっており、その時々で一番良い動線を選んで移動することができます。
森の家

玄関前に作った目隠し壁

こちらの写真は延床面積44坪の家、上の写真の家よりひとまわり大きな規模です。
同じくリビング動線とサービス動線のふたつを持った家です。大きさは違う家ですが、似ていると思いませんか?
共通しているのは玄関前にLDKを直接覗けないように作った壁があること。違うのはこちらの家は玄関のまん前がダイニングルーム、食事をする部屋ということです。ダイニングのようにプライベートな空間はちょっと奥まっていたほうが落ち着くものです。そこで玄関の正面に壁を設けました。距離は近いですが動線は長くなるわけです。玄関前の廊下を手前に進むとリビングへ、奥へ進むと水回りからキッチンへ通じます。そしてダイニングで二つの動線は繋がるのです。

森の家

右はリビング、左は寝室へ

これもリビング動線とサービス動線を分けた設計例です。写真の立ち位置は玄関を上がったところです。
右へ行くと吹き抜けリビングへ通じます。歩を進めるにつれて大きな窓ガラスを持つ吹き抜けリビングが広がる、とても開放的な空間です。
リビングに入って左に曲がるとテラス付きのダイニングルーム&キッチン。こちらは平天井と壁に囲われてちょっと落ち着いた雰囲気にしました。
写真位置から左の廊下を奥に進むと家事のための部屋と寝室に繋がります。手前からパントリー、和室兼家事室、バスルーム(洗面、トイレ、浴室をまとめた部屋です)、そして一番奥は介護を考えた寝室です。ぐっとプライベートな部屋を並べてあります。
二つの動線はキッチンと廊下中央付近で繋がっており、玄関〜リビング〜キッチン〜家事室〜玄関と周回できるようになってます。

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