• 木の家株式会社

基本設計はとても大切です

貴方が家づくりを考え始めたらおそらく住宅展示場を回り、モデルハウスを見てカタログをもらってくることとでしょう。カタログ内容とモデルハウスが気に入って提案設計を依頼すると、1週間ぐらいで提案プランを持った営業マンが貴方の家を訪れます。そしてハウスメーカーの営業攻勢が始まります。
 営業マンが貴方に具体的な建築計画があると判断すれば、上司や設計担当者を同行して営業に来ます。同時に資金計画や地盤調査を勧められ、場合によっては頼んでもいない模型を作って来ることでしょう。このうち地盤調査と模型は費用が掛かるのでハウスメーカーにとっては受注の切り札として使います。この時期の営業姿勢はとにかく先に契約ありきで設計は後からじっくり考えれば良いと言われます。
 
一方、私たち設計者から見ればこの提案プランを決める、すなわち基本設計を決める時期がいちばん大切と考えます。基本設計の後に実施設計といって実際に構造や仕上げ、設備を設計していく設計段階がありますが、実施設計は基本設計という骨格に筋肉や皮膚をつけていくようなものです。基本設計の出来が良くなければこれから作る家の出来も良くなるはずがありません。
 
お客様にとってこの段階で大切なのは、満足できる基本設計を無理のない金額でできることを確認することです。確認できないうちは契約しないことです。慌てず急がず確実に自分のペースで家づくりを進めましょう。ちなみにハウスメーカーの営業会議では契約を取ることを「(見込み客を)刈り取る」といいます。競合他社より先に刈り取らなければ収穫できないので営業マンは貴方に契約を急がせるわけです。
 
さて、下に私たちの提案設計の例を掲載しておきます。写真のようなパースで提案するので出来上がりを想像しやすいと思います。これらの内外パースはコンピュータ内に作られた家(3Dモデル)にテクスチャー(仕上素材)を貼り付けて絵にしたものです。3Dモデルの各パーツは正確な縮尺で作られますので出来上がる家との違いはほとんどありません。
お客様にはこれら内外パースに平面図、配置図、仕様書を加えて提案いたします。

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この提案プランをお客様と一緒に検討して修正を加え、または新しい提案プランを作成して、基本設計を完成させ、お見積もりをします。気に入っていただければ実施設計の依頼をいただき実施設計を行い、出来上がりを待ってご契約となります。
この方法ですと1週間では具体的な提案を作れません。最短でもひと案につき2週間程度の時間が掛かります。
上の提案を受けたお客様は最初の提案設計を提出してから3ヶ月目に契約となりました。その3ヶ月間は基本設計の向上とお客様の要望とのすり合わせに使いました。
これから建築されるお客様には、時間がかかって面倒だと思われるかも知れませんが、これが本来の「間違いの無い契約の仕方」です。お客様は商品(基本設計)が決定しないまま購入する必要はないのです。
ちなみに出来上がりは下の写真です。実施設計時に追加変更が加えられてますので細部は異なりますが、基本設計部分は提案設計時のパースどおりです。

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